
「何をやっても続かない...。」
「自信をもってできることがない…。」
と、悩んでいませんか?
私自身、大学4年になりたての頃はそう思っていました。
テストの点数は赤点ぎりぎりばかりで、勉強に関することは続かず、すぐにやめていました。
そして、テスト前に詰め込み勉強をやっていたことから、国家試験を控えた模試は最悪の点数を取っていた経験があります。
ですが、少しずつ勉強を続けられるようになって国家試験にも受かることができました。
それは以下の内容を少しずつ実践していったからです。
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- 集中力をupする5つの方法【口癖を言い換えよう】
本記事の内容をしっかりと押さえておけば、自分に自信がもてなくとも少しずつ自信が持てるようになり、集中できる力が身につきます。
結果的に、「何をやっても続かない」、「自信をもってできることがない」という悩みは、限りなく減らせることができます。
では、解決策について説明していきます。
Contents
集中力をupする5つの方法【口癖を言い換えよう】
メンタルコーチングとしてビジネスとスポーツの実績をあげている『超メンタルアップ10秒習慣』の著書である飯山晄朗氏(いいやまじろう)が、自己肯定感を下げる口癖について解説していたので紹介します。
自己肯定感が高い人と低い人の差は何でしょうか?
結論から言うと、それは「どこを見ているか」で決まります。
うまくいかないことだったり、失敗したという体験に対して、自己肯定感の低い人は情報のマイナス面ばかりを見てしまっています。
それに対して、何度失敗しても諦めなかった人というのは、「失敗が成功のもとになる」と情報のプラス面を見る習慣があるだけなのです。
※飯山晄朗氏の実績(星稜高校野球部を甲子園決勝に導き、女子スピードスケート髙木菜那選手が平昌五輪で2つの金メダルを獲得など)
私自身、勉強から避けていたときは、「自分には...」「やっても変わらない...」と自己肯定感がすごく低かったです。
ですが、成績1位や3位の人と仲がよかったことから、国家試験の勉強を初めて間もない頃に「成績が良い人は自分を信じている」ということに気付けました。
そこから、自己肯定感が上がり、毎日少しずつ勉強に集中できるようになったのです。
では、集中力をupする方法「自己肯定感を上げる5つの口癖」について解説していきます。
- 集中力をupする方法①言葉を受け入れる
- 集中力をupする方法②新たな考え方を増やす
- 集中力をupする方法③肯定の言葉を使う
- 集中力をupする方法④行動を決める
- 集中力をupする方法⑤言葉を変える
集中力をupする方法①言葉を受け入れる
「自分なんて〜」と言葉に出さなくても、頭の中で言っている人は居るのではないでしょうか?
飯山晄朗氏によると、まずは「自分なんて〜」という言葉を受け入れることが大事だとのことです。
「自分なんて何にもできない」「自分なんてこんなものだ」という言葉は物事をすぐに諦めてしまう人の典型的な口癖です。
物事のマイナスの側面ばかりを見てしまって不安や不満といった否定的な感情になりがちなので、対処法としては、マイナス面を一旦受け入れて、それから「だからこそ」と考えてマイナス面のプラスになる部分を見つけます。
マイナスな言葉を言ったり考えたりすると、脳の一部である扁桃体(感情と記憶に関わる)が働いて、マイナスなことを考えやすいようになります。
私自身も気付かないうちに、勉強に対してマイナスなことを考えることが当たり前になり、勉強に打ち込めないようになっていました。
ですが、成績の良い人のように「自分を信じて物事をプラスに置き換える考え方」を学んだことで、勉強に集中することができました。
ですから、「自分なんて〜」と思わず、マイナス面を受け入れてから「だからこそ」とプラスに考えるようにしていきましょう。
そうすれば、自己肯定感(集中力)があがっていきます。
集中力をupする方法②新たな考え方を増やす
「〜すべきだ」「普通は〜」は、人から言われる言葉ですが、大きなストレスになり自己肯定感を下げる可能性があります。
友人にこうなってほしい。社員にこうなってほしい。子どもにこうなってほしい。このように、人に変わってほしいと願っている人が多いですね。ただ、なかなか自分の期待どおりに人は変わりませんし、それは当然です。
人それぞれに自分の価値観があります。
人に「普通はこうするでしょう」と言われたところで納得できず、行動に起こせるものではありません。
私自身、親から「普通はこの考え方が正しい」といわれ、考えが合わずに反発したことがあります。
そして、やる気を失って勉強に集中できなくなっていたことがありました。
だから、「普通は〜だ」や「〜すべきだ」と言われても、「1つの考え方だ」と考え、自分の意見をぶつけることはやめておきましょう。
考えの衝突さえしなければ新たな考え方を増やすことができ、尚且つやるべきことにも集中して取り組めます。
集中力をupする方法③肯定の言葉を使う
飯山晄朗氏によると、脳は否定形の言葉をイメージすることが苦手とのことです。
「〇〇してはいけない」と言うと、「〇〇してしまう」ことがよく起こります。ダイエットのために「おやつを食べてはいけない」と言われると逆に食べたくて仕方なくなるものです。
なぜ、そうなるかというと、脳は否定形の言葉をイメージするのが苦手だからです。「〇〇してはいけない」と言われると、逆に〇〇の部分を強くイメージしてしまうのです。ならばどうすればいいのか。それは脳が否定形の言葉のイメージが苦手なので、逆に肯定形の言葉を使えばいいのです。
肯定形の言葉に変えることを例えると...
- 「焦ってはいけない」→「落ち着いていこう」
- 「お菓子を食べてはいけない」→「野菜を食べよう」
- 「食べすぎてはいけない」→「腹八分目にしておこう」
私も勉強をするときは、「サボってはいけない」と考えず、「とりあえず30分だけやろう」と置き換えて集中力を上げるようにしていました。
つまり、「〜してはいけない」ではなく、「〜しよう」と置き換えることが大切です。
集中力をupする方法④行動を決める
一見、「〜したい」という言葉は良いように感じます。
ですが飯山晄朗氏は、「〜したい」が言い訳の含まれている言葉だと話しています。
「〇〇をしたい」という言葉には「条件が整ったら」という言い訳が入っています。この逃避の思考パターンは意識して変えないと、繰り返してしまい、いつまでも「したい」ことは達成できません。意識して「〇〇をする!」と決めて行動するようにしましょう。
上記の内容を読んだときに私自身ハッとさせられました。
なぜなら、勉強に集中できなかったときは「〇〇したいな〜」と初めからできそうにない、と決めつける考え方をしていたからです。
ですが、勉強に集中できるようになったときは、「〇〇だからやる」とあらかじめ決めて行動に起こしていました。
ですから、「〜をやる」と決めて自分との約束を守る、ということが大切です。
集中力をupする方法⑤言葉を変える
飯山晄朗氏によると、「すみません」を「ありがとう」に変えることが自己肯定感(集中力)をあげることに繋がるとのことです。
謝罪の場面では必要な言葉ですが、自分が悪いことをした訳ではないとき、些細なことで「すみません」と口癖のように反射的に言ってしまう人がいます。
例えば、エレベーターを降りるときに開くボタンを押してくれたときに「すみません……」と言ってしまうことありませんか?
そうではなく「ありがとうございます」と意識的に変えてみてはいかがでしょうか。
感謝の言葉を口にすると、脳幹から「ドーパミン」や「エンドルフィン」といった報酬系のホルモンが分泌されることがわかっています。
この報酬系ホルモンが分泌されると、脳が快反応を起こし肯定的な状態になります。
考え方を整理すると...
- 「すみません」と言う→扁桃体が良くないことをしたと判断し、体に緊張させる
- 「ありがとう」と言う→扁桃体が良いことをしたと判断し、体をリラックスさせる
※扁桃体は、快・不快(好き、嫌い)を判断して、体に反応をおこす
ちょっとした口癖ですが、一言で肯定的な状態になって集中力をあげてくれるなら、使うほうが良いかと思います。
- 朝起きることができてありがとう
- ご飯を食べることができてありがとう
- 健康に過ごせてありがとう
ちょっとした言葉の違いでその後の集中力は大きく変わるので、一言変えることから少しずつ実践していきましょう。
まとめ
では、要点をまとめておきます。
- マイナスな言葉を受け入れ、「だからこそ」とプラスに考えるようにする
- 自分の価値観をもち、意見を1つの考え方として受け入れることで集中力があがる
- 「〜してはいけない」ではなく、「〜しよう」という肯定形の言葉に置き換える
- 「〜したい」ではなく、「〜をやる」と決めて行動に起こすことが大切
- 「すみません」を「ありがとう」に変えることで自己肯定感(集中力)があがる
否定形の言葉は、自分自身に行動を起こさせないようにする口癖です。
ですが、自分がつかう口癖に気づき、今の自分を認めることで自己肯定感は上がっていきます。
私自身、1時間も勉強できなかったのが、少しずつ前向きな言葉をつかうことで10時間以上の勉強ができるようになりました。
そして、自信を持てるようになったときには、国家試験に受かることができていました。
今回紹介した内容は今日からでも実践できることです。
まずは、1日1日積み重ねていって自分を変えていくことが大切です。