
「集中できる時間が短く、仕事が思うように進まない」
「周りの人に遅れをとっていくようで不安しかない」
このような疑問にお答えします。
本記事の内容
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- 集中力が短い人は周りを意識しすぎてはいけない
- 集中力が続くかは楽な方法を選ぶかで決まる
本記事の内容をしっかりと押さえておけば、集中力と体力の関係や、無駄なく体力と集中力を身につける方法を理解できます。
結果的に、「集中できる時間が短く、仕事が思うように進まない」「周りの人に遅れをとっていくようで不安しかない」という悩みは、限りなく減らせることができます。
集中力が短い人は周りを意識しすぎてはいけない
集中力がそこまでもたない人は、職場の仕事のできる人など、周りのことを気にしないほうが良いです。
あまり気にしすぎると、自虐的に自分を責めるようになって余計に集中できなくなります。
細かい理由などについては以下の3つに分けて解説します。
- ストレスにより集中力が短くなる
- 周りの人ではなく昨日の自分と比べる
- 1日1つでも良いから成長することを考える
ちなみに、集中力が続く時間について知っておきたい方は、集中力の続く限界時間はあくまで目安。まずは自分を知って改善することが大事。にまとめているので参考にどうぞ。
ストレスにより集中力が短くなる
周りの人を気にしすぎてはいけないのが、脳の一部である扁桃体(へんとうたい)が過剰に働くようになるからです。
扁桃体はストレスを感じるほど、大きくなってさらにストレスを過敏に感じるようになります。
そうなると注意散漫になりやすく、仕事に集中できる時間がより短くなります。
それに自分と人を比べたところで凹むだけなので、昨日の自分と比べて成長することを意識するようにしましょう。
周りの人ではなく昨日の自分と比べる
人と比べている場合、たとえ成長していても自分が小さく感じるものです。
私自身、大学4年生のときに国家試験を控えて勉強をしていましたが、何故か周りの友達はテストの成績が上位5位以内の人ばかりで、結構苦痛を感じていました。
それに元々勉強が嫌いだったので、集中力も欠いて良いことはなかったです。
ですが、結局は目の前のことに集中できないと何も変わらないので、今やれることをやろうと昨日の自分と比べるようにしたところ、上位10位以内の9位まで成績をあげれました。
実際、集中できる時間が短くても、同じ人同士でそこまで元々の能力に差はありません。
なので昨日の自分と比べつつ、少しずつ成長を見ながら集中できる時間内で全力を出すようにしましょう。
1日1つでも良いから成長することを考える
誰でも今すぐ成長したいと思うものですが、それまでの積み重ねがないと大きく成長することは難しいです。
なので、1日1つでも良いから「これは覚えた」「以前よりも上手くいった」と成長することを意識するようにしたほうが良いです。
周りが凄すぎると歯痒く感じるかもしれませんが、1日1つでも学んでいけば、1ヶ月経てば30の成長ができたということになります。
すごく地味に感じるかもですが、成長して集中力が続くようになる人は小さな積み重ねを怠らないです。
初めは周りに遅れをとっていても構わないので、1日1つの成長を意識してみてください。
集中力が続くかは楽な方法を選ぶかで決まる
集中力が短くて長い時間がんばれない人は、できるだけ楽な方法を模索したほうが良いです。
もしくは、自分にあった集中力が続くようになる方法を取り入れるようにしましょう。
次の5つに分けて紹介するので参考にしてください。
- 睡眠時間と質を高める
- デスク周りを整えてみる
- 軽く運動を始めてみる
- 休憩を程々にする
- 集中できる時間内でやれることをやる
睡眠時間と質を高める
集中力が短い人にとっては一番楽な集中力を伸ばす方法です。
方法は簡単で、夜にしっかり眠るのと睡眠の質を上げる方法を取り入れましょう。
詳しくは下記の記事に書いていますが、一部要点のみまとめておきます。
- 睡眠時間についてのまとめ
- Daniel Kripke教授の研究によると6時間半〜7時間半の睡眠時間が理想
- 上記の睡眠時間は、長生きで幸福度が高く、集中力が高く仕事をできる
- 8時間以上の睡眠がダメかは場合による
- 3~4時間の睡眠時間の人は、ある特殊な遺伝子を持っている
上記のとおりで、集中力が短くても充分な睡眠時間をとっていれば集中力が高く仕事をできるようになります。
- 睡眠の質についてのまとめ
- 睡眠の質は、寝初めの90~120分で決まる
- 睡眠の質の悪さは集中力の維持そのものに影響がある
- 睡眠の質を上げるには入眠儀式・刺激制限法・筋弛緩法などを取り入れる
最低限の睡眠時間は必要ですが、睡眠の質が悪いと長い時間寝ても意味がないので、質重視で考えるようにしましょう。
そうすれば、たとえ睡眠時間が短くなっても仕事に集中しやすいです。
デスク周りを整えてみる
デスク周りを整えるとは、要するに整理整頓をするということです。
時間があれば取り組めるので、集中力が短い人にとってはできるだけ初めにやっておくことをオススメします。
私自身、引越しをしたと同時にいらないものを大量に捨ててから、以前よりも集中できる時間が増えて掃除の時間も短くなったので、家であっても職場であっても整理整頓をしておいたほうが良いです。
ですが、環境を変えたとはいえ、その整理整頓をした環境に慣れたら集中しやすくなるので、そこは勘違いしないほうが良いかと思います。
整理整頓については、どう進めていくべきかのポイントを集中力を高める部屋とは【デスク周辺の整理整頓、片付けの方法を紹介】にまとめているので参考にどうぞ。
軽く運動を始めてみる
集中力が短い人は、週3くらいでも良いので軽く運動をしておいたほうが良いです。
特にデスクワークでパソコンばかり触っている場合、20歳を過ぎてから運動する機会が減って筋肉の衰えが早くなります。
なのでできれば毎日、最低で週3くらいでやることで集中力が続きやすくなります。
運動の方法は、集中力の上げ方を3つ解説。最短5分で集中力をアップできますに書いていますが、要点のみまとめておきます。
- 運動方法についてのまとめ
- 5分の運動が大きくストレス度を下げて、集中力を上げる
- 集中力が上がるのは、運動によって集中力を深めるホルモンが増えるから
- 20分の運動が認知能力・集中力・考察力を高める
体の筋肉を維持、もしくは鍛えることで集中できる時間が増えるので、週3または毎日少しでも体を動かすようにしましょう。
休憩を程々にする
集中できる時間はよほど鍛えている人でも、最長は90分程度なので小まめに休憩を取ることが必要です。
ですが仕事によっては休憩を取りにくい場合があるので、時と場合によって休憩を取るようにしましょう。
休憩の取り方は、以下のようにしましょう。
- 集中力が30分以上続き、休憩を小まめに取れるなら5~7分休む
- 集中力が30分以上続き、休憩を小まめに取れないなら水分を摂る
- 集中力が30分未満で、休憩を小まめに取れるなら休む前にあと5分のみ頑張る
- 集中力が30分未満で、休憩を小まめに取れないなら水分を摂る
③に関しては集中力が続くようにするために、短い時間で良いので我慢するように取り組みましょう。
集中力は気が散るときに、どれだけ集中し直すかで鍛えられるので、あと5分を意識してみてください。
また、②と④については水分を摂ることで集中力がアップすることが分かっているからです。
詳しくは、集中力を上げるうえで水分補給が必須?【研究結果をもとに解説】を参考にどうぞ。
ちなみ休憩の方法に関しては、集中力を取り戻す5つの休憩方法とは【休む理由もあわせて解説】を参考にしてください。
集中できる時間内でやれることをやる
集中できる時間が短い人は、せめて15~20分は集中できるようにすることを目標にしましょう。
長い時間かかる仕事でも、それだけの集中できる時間があれば小分けにして片付けることができます。
もし、5分程度しか集中できない場合は、睡眠や運動を意識することで徐々に集中できる時間を底上げしてください。
結局はスマホに気が散ったり娯楽に気が散ったりと、それらをしないようにどれだけ我慢できるかなので、集中できる体に鍛え直すと同時に、自分をコントロールできるようにしましょう。
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