
「以前よりも集中力が落ちたように感じる」
「体調が整わず、朝起きると仕事に行く気がしない」
このような疑問にお答えします。
本記事の内容
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- 自律神経と集中力の関係とは
- 自律神経の乱れをなくすには
本記事の内容をしっかりと押さえておけば、集中力と体力の関係や、無駄なく体力と集中力を身につける方法を理解できます。
結果的に、「以前よりも集中力が落ちたように感じる」「体調が整わず、朝起きると仕事に行く気がしない」という悩みは、限りなく減らせることができます。
Contents
自律神経と集中力の関係とは
自律神経は、内臓や体を正常に動かすうえで必要で、1日を通して上手く働かないと仕事に集中できなくなったり、体調を崩しやすくなります。
自律神経には以下の2つがあります。
- 交感神経(こうかんしんけい)
- 副交感神経(ふくこうかんしんけい)
交感神経は体の働きを高めて、集中力を高めることに必要です。
逆に副交感神経は体の働きを落とし、体を休めるときに必要になります。
自律神経はバランスが大切
交感神経と副交感神経はバランスよく働くことが重要で、上手く働かないと仕事に集中できなくなります。
集中力は脳に流れる血液量が増えることで高まるので、交感神経が働くことにより血管を収縮し、血圧を高めることが必要です。
ですが仕事をするときに、自律神経のバランスが崩れたことで副交感神経が強く働くと、血管の緊張が緩んで血圧は下がります。
そうなると頭に送る血液量が、仕事に集中できるほど確保できずに仕事が進まなくなります。
つまり自律神経のバランスは、必要なときに集中するために欠かせないということです。
自律神経の乱れを起こす原因になるもの
- 身体的ストレス
- 精神的ストレス
- 神経的ストレス
- 環境的ストレス
自律神経の乱れの原因になるのは上記4つです。
これらは相互に関係していることが多く、職種に応じてより大きく感じるストレスを解消することで自律神経を整えることができます。
- 身体的ストレスとは
- 筋肉の緊張によるもの
- 筋肉の萎縮によるもの
長時間のデスクワークによる肩や腰の凝り、運動不足による筋肉の萎縮によるものです。
神経は筋肉を刺激することで働きが良くなるので、長時間のデスクワークは自律神経の働きを崩す原因になります
- 精神的ストレス
- 仕事のプレッシャー
- 職場の人付き合い
自分の能力以上の仕事を受けたり、性格や考え方があわないことによるものです。
精神的ストレスは身体的なものと違い、尾を引くように長時間や長期間にわたって感じる可能性があるので、血圧の安定を崩すなどで自律神経に大きく影響します。
一番コントロールが難しいので、対処法をいくつか持っているほうがメンタル面を安定させやすいです。
- 神経的ストレス
- パソコンで目を使う
- 消化で内臓を動かす
- 運動で筋肉を動かす
体や頭が感じる疲れ。とイメージすると分かりやすいかと思います。
神経は睡眠(頭を休めること)でしか回復できないので、睡眠時間の不足や質が悪い、もしくは体の使いすぎで自律神経が乱れる原因になります。
- 環境的ストレスとは
- 気圧によるもの
- 寒暖差によるもの
気圧に関しては、睡眠や運動により体調を保って自律神経を安定させるしかありません。
寒暖差であれば、職場に羽織るものの準備などによりコントロールしやすいので、まだ対処がしやすいかと思います。
骨盤の歪みは集中力と神経の乱れになる
神経は全身に張り巡らされているので、骨盤が歪んだことにより筋肉が圧迫を受けたり、筋肉の働きが悪くなることで、呼吸が乱れて自律神経の働きが崩れます。
例えばデスクワークをするときに猫背でパソコンを打つのが癖づいていて、それにより胸あたりが軽く圧迫、そして呼吸が浅くなることで自律神経が乱れます。
なおかつパソコンそのものはブルーライトを発するので、意識しないとさらに呼吸が浅くなって神経が上手く働きません。
- 猫背が骨盤を歪ませる?
- 猫背になると骨盤が後ろに傾く
- 筋肉は一定の位置を維持する働きがある
- 猫背になった姿勢の居心地が良くなり、猫背が癖になる
- 常に呼吸が浅くなって自律神経の働きが崩れる
上記のとおりです。
同じ姿勢を維持しない。つまり猫背になることを避けることで骨盤の歪みを正し、正常に呼吸できるようにすることが大切です。
自律神経の乱れをなくすには
自律神経の乱れをなくすには以下の3つに気をつけましょう。
- 生活にリズムを作る
- 一定の姿勢を保つ
- 無意識の呼吸を意識する
生活にリズムを作る
自律神経の乱れをなくすには以下3つが大事です。
- 眠り始めの睡眠の質を上げる
- 適度な運動をする
- 朝10時までに太陽の光を浴びる
眠り始めは大半の成長ホルモンが分泌され、このタイミングの質が悪いことで成長ホルモンの分泌が確認できないほどになります。
さらにうつ病の人が眠り始めの質を良くしたことで、症状が改善したという報告もあります。
それほど眠り始めの睡眠の質は、自律神経を整えるうえで重要なものです。
睡眠の質を上げる詳しい方法は、仕事をやり抜く集中力は睡眠の質が必須【質を上げる方法9つを紹介】にまとめているので参考にどうぞ。
- 適度な運動の効果とは?
- ストレスを大きく緩和し、自律神経を整える
- メンタルが安定するようになる
- 幸せホルモンが増えることで集中力を高める
上記の効果があります。
詳しい運動の方法や、運動とストレスに関する研究内容を集中力の上げ方を3つ解説。最短5分で集中力をアップできますにまとめているのでご覧ください。
- 太陽の光を浴びる意味
- セロトニンが増えることで体内時計が調整される
- セロトニンが増えることで体の緊張感が減り、集中しやすくなる
太陽の光を浴びてセロトニンが増えると、脳が朝だということを認識し、体内時計を調節します。
セロトニンはストレスを緩和する働きがあり、神経の調整に働くので自律神経の乱れを整えることが可能です。
一定の姿勢を保つ
姿勢を整えるべき理由は次の3つです。
- 姿勢が悪いと、余計な力が入ることで自律神経の働きが乱れる
- 呼吸が浅くなることで慢性疲労になる
- 呼吸が浅くなることで集中力が落ちる
そして姿勢の整え方は以下のようにします。
- 30分や1時間ごとに姿勢を正す
- 足を組むなら、両足とも同じ時間にしてバランスよく組む
- 立っているときや座っているときも、天井から頭を吊られている意識を持つ
基本的に、90度の角度を意識するのが良いかと思います。
肘・太ももと体幹・膝を90度にし、膝を揃えておくようにしましょう。
無意識の呼吸を意識する
デスクワークでパソコンを触っていると、ブルーライトの影響で呼吸が浅くなりがちです。
呼吸はする回数が増えると交感神経が刺激され、吐く回数が増えると副交感神経が刺激されるのが基本です。
そのため、いくら仕事に集中しているとはいえ、呼吸が浅くならずに深くするように意識しましょう。
- 呼吸数はどれくらいが理想なのか
- 1分間あたり12~20回が理想の呼吸数(正常呼吸)
パソコンを触っている時間が長くなるほど自律神経が乱れやすくなるので、働く時間が長い人ほど上記の基準を意識するようにしましょう。
ですが常に意識するのは難しいので、休憩中に深呼吸を意識したり、気づいたときに吸う時間よりも吐く時間を1、2秒長くして、体をリラックスさせると良いですよ。
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