集中力がないのは脳の働きから見れば当たり前。集中する2つのコツとは
Nietjuh / Pixabay

「SNSやYouTubeが気になって仕方がない…。」

「簡単に集中力を上げられる方法はないかな…。」

と、悩んでいませんか?

 

私も過去に集中力がなく、勉強に取り組めなくて悩んだことがあります。

大学4年になるまでは、ほとんどのテストで赤点ぎりぎりを取り、最低限の時間だけ勉強するのが当たり前でした。

そのため、国家試験を控えて勉強するときは、集中できなくて毎日苦痛に耐えていた経験があります。

 

ですが、集中の仕方を知り実践していくことで成績を伸ばしていくことができました。

それが、以下のことを学んで生活を変えていったからです。

    1. 集中力がないのは脳の働きから見れば当たり前
    2. 脳に集中させないシステムがある

 

本記事の内容をしっかりと押さえておけば、今は集中力が無くてへこんでいても、気が散ることが無くなって1つのことに取り組めるようになります。

結果的に、「SNSやYouTubeが気になって仕方がない」、「簡単に集中力を上げられる方法はないかな」という悩みは、限りなく減らせることができます。

 

では、解決策について説明していきます。

 

集中力がないのは脳の働きから見れば当たり前

脳科学者である中野信子氏によると、注意散漫になりやすく、目のまえのことに集中できないのは当たり前とのことです。

なぜ、人は集中しにくいのか。それは、生命を維持し、子孫を守るためです。
例えば、あなたが今いる場所の近くで火事が起こったとしましょう。でも、あなたは目の前の作業に夢中になっていて、それに気づかない、作業をやめる気配がない……。これでは火事から逃げ遅れて最悪の場合、命を落としかねません。

 

つまり、"自分の身を守るために集中できないような脳のシステムになっている"ということです。

ですから、まずは「集中できなくても当たり前」ということを知っておきましょう。

 

脳に集中させないシステムがある

実際、脳には集中させないようなシステムが組み込まれています。

 

脳科学者である中野信子氏によると、脳が1つのことに集中しにくいシステム(異常の検知をする)は帯状回が関係しているとのことです。

“異常の検知”とは、脳が周囲の状態をつねに監視し続け、それまでとは違ったおかしなことを発見するシステムです。例えば家にいるとき、それまでと同じ状態が続けばとくに何も検知しないけれど、どこからか焦げたような臭いがしてきたらすぐさま検知して、“何かおかしいぞ!”と警報を鳴らす。

これを行っているのが、大脳の内側面にある「帯状回(たいじょうかい)」という部分です。ここで“矛盾の検出”をし、脳にアテンション=注意・注目を促すのです。視覚や聴覚を通して得た情報に何か異常がないかをここで照らし合わせ、考える。そして異常が検出されたら、“何か変だぞ!?”という情動を脳内に引き起こすのです。

※情動とは、怒り、恐れ、喜び、悲しみなどの急速に起こされた一時的な感情のこと。

 

SNSなどに気が散る原因も、帯状回の機能である恐怖、不安、緊張などが関係しています。

SNSは、リアルタイムで情報が行き交うため、「大事な情報を見逃していないか?」という欲求を満たしてくれるものです。

つまり、「SNSを見なくても大丈夫かな?」という不安感や緊張感がおしよせ、集中力を奪っていくのです。

 

そのため、SNSやYouTubeに集中力を奪われないためには、帯状回を刺激しない環境を作ることが大切です。

その環境づくりの方法を以下の2つに分けて解説します。

  1. 物の扱い方を決めておく
  2. 仕事に関係ない物を無くす

 

物の扱い方を決めておく

集中力を奪う原因には様々なものがあり、どう扱うかで集中力をコントロールできるのかが決まります。

 

例えば、以下のものです。

  • メール→1通で終わるように内容を明確にして送る
  • LINE→会話調で返事するのではなく、用件のみを送ることを徹底する
  • Twitter→リスト機能などで欲しい情報のみを見る
  • YouTube→夜9時以降しか見ない

 

集中力を奪うなら「見ないようにする」が一番です。

なぜなら、情報を見た瞬間から脳内にある関連情報が強制的にとりだされ、5分と決めていた時間を10分や20分と大幅に増やすからです。

 

ですから、SNSなどを見させないようにするためにも、明確に扱い方を決めておいて集中力を奪わせないようにしましょう。

 

仕事に関係ない物を無くす

机は、物を置き始めると止まらなくなるため、集中力を奪わせないためにも仕事に関係ないものを無くすことが大切です。

 

例えば、ビジネス書や参考書、文具といったもの。

目にはいる時点で脳を刺激するうえ、ビジネス書などは興味を惹くように作られています。

ですから、本を読まない限りは本棚に片付けたり、脳の注意(帯状回の緊張)を引かないためにも見えないところに置いておきましょう。

 

私自身、パソコンのみを机に置くようになってから集中力が一気に増した感覚があります。

そして、昼ごはんがくるまではスマホを一切触らないようにしているため、高い集中力でやりたいことに打ち込めています。

 

慣らしていけば、1週間もあれば集中しやすくなります。

まずは、集中力をコントロールできるように環境を整えてみてください。

 

まとめ

では、要点をまとめておきます。

 

  • 脳科学の面から、人は生命を維持するために集中しずらいようになっている
  • 集中させないシステム(帯状回)が、恐怖、不安、緊張などにより集中力を奪う
  • 身の回りの物をどう扱うかで集中力をコントロールできるかが決まる
  • 机の上に1週間なにも置かなければ、少しずつ集中力が身についていく

 

脳の機能上は、集中できないことが当たり前です。

ですが、集中させないシステムである帯状回の働きを抑えれば、集中力を上げることができます。

そのため、集中しやすい環境作りから始めていきましょう。

おすすめの記事