ADHDでも集中力を上げれる方法がある。
Fotorech / Pixabay

ADHD の子どもたちを対象に、集中力を上げるにはどうすればいいのかを2015年にサンパウロカトリック大学が研究で調べてくれています。

年齢は10歳から16歳の間の56人の被験者を集めて、そのうち半数が ADHD の症状が出ている人達でした。
被験者たちには、ランニングとテレビゲームをしてもらう実験を行いますが、その際に全体を4つのグループに分けて集中力の調査を行っています。

・ADHD の症状がありランニングとテレビゲームの両方のプログラムに参加したグループ
・ADHD の症状はなくランニングとテレビゲームの両方のプログラムに参加したグループ
・ADHD の症状がありゲームのプログラムにだけ参加したグループ
・ADHD の症状はなくゲームのプログラムにだけ参加したグループ

つまり、ADHD の症状のある人とそうでない人に分けて、ランニングをしてからテレビゲームをする場合とランニングをせずにテレビゲームをした場合で比較しようとしたわけです。
テレビゲームは集中力が必要なゲームで、ランニングをしたことによってその後のゲームのスコアが良くなるのかということを調べました。

その結果、ADHD の症状のある人や集中力が極端にない人は、ランニングをしてからゲームをすると集中力がとても上がっていました。
一方、ADHD の症状のない人がランニングをしてからゲームをしても集中力はさほど変化はありませんでした。

ですから、運動というものはADHD や集中力が極端にない人に対しては、集中力を高めるための強力な効果があるということです。

具体的には、ADHD の症状がありランニングをしてからゲームをする場合とランニングをせずにゲームをする場合を比べると、35%もランニングをするだけで集中力が上がっていたということです。
一方、ADHD の症状のない人たちは、ランニングをしても2.5%の違いしか集中力の変化が確認されませんでした。

運動することによって長期的に見ると集中力を鍛えられ、心肺機能の向上により頭の回転も早くなります。

ですから、ADHDの人は少しでも体を動かしてからの方が集中力が高くなる可能性が高いということです。

おすすめの記事